クルミです。
第32回四国こんぴら歌舞伎大芝居。
私も見に行ってきました💖

「こんぴら歌舞伎」が行われた
旧金毘羅大芝居(きゅうこんぴらおおしばい)
についてはこちらから⬇︎⬇︎⬇︎🌸🌸

芝居小屋へと続く坂道。
ワクワクします💕

もちろん相方はこのひと❤️
どんだけ仲良しなの…とよく言われます💕笑

到着✨


かわいいお土産ものもいっぱい。
そして、中に入ります💕


日本最古の歌舞伎座です✨
せっかくなので、ちょっと長々とはなりますが
舞台の感想を書かせていただきます💕
午前の第一部は、
お芝居とお芝居の間に
四代目中村鴈治郎襲名披露の口上があるのですが、
午後の第二部には、
口上がなくその代わりお芝居とお芝居の間に
華やかな舞を見ることができます。
私は第二部のほうを観劇しました。
第二部のまずひとつめは、
「あんまと泥棒」というお芝居です。
登場人物は
香川照之こと市川中車が演じる
盲目のあんまと、
片岡愛之助が演じる泥棒の
ふたりだけ。
その会話のみで展開するという物語が
特色であり魅力で、
演者おふたりの台詞の掛け合いが
聞きどころでした。
したたかで図太いあんまと
気弱でお人よしな泥棒という
対照的な人物が繰り広げる台詞劇。
あんまである市川中車のオーラと
台詞の力強さに圧倒されます。
その迫力と圧巻の演技は、
少し片岡愛之助が霞むくらい、
独壇場のようでした。

ただ、片岡愛之助の
最後の花道を通るお顔とお姿は
歌舞伎役者独特の華やかさとオーラでした✨

ふたつめは「鷺娘」という踊りです。
唄、三味線、笛、小太鼓、大太鼓の音色に載せて
ひとり舞う中村扇雀の姿は、
息をのむ美しさです。
衣裳が7回ほど彩りよく変わる華やかさも見ころ。

中村扇雀演じる鷲の精が、
道ならぬ恋に落ちた白無垢姿の娘の姿となって
しずかに現われ、
恋心に身悶える様子を踊ります。
白と黒のコントラストで静かなシーン。
衣裳を引き抜き、可憐な町娘へ。
さらに衣裳が引き抜かれ
あざやかに一変するシーンでは
「成駒屋!」という掛け声、
大きな拍手が沸きあがります。
そして最後の見どころ、
天井から雪が降りかかる美しい場面。
苦しそうに羽を羽ばたかせる
最後の舞があります。
もうこの美しさったらない。
これは、もうなんと言っていいか…笑
とにかく、すばらしかったです💖
そして最後のお芝居は、「封印切」。

中村鴈治郎が
遊女を身請けする主役、色男忠兵衛を演じ、
その遊女梅川を中村壱太郎、
遊女を横取りしようとする八右衛門を片岡愛之助、
店の主人を市川中車、
女将を中村扇雀が演じています。
内容は省きますが、
中村壱太郎演じる遊女がもう
ため息をつく美しさと若さの色気。
やばいです💖💖

そして、こちらも
市川中車の存在感たるや✨
鴈次郎と愛之助がふたりで掛け合う場面で
中車はただ後ろで何もせず
だまっているだけなのですが
その表情と存在感がまたたまらなかったです。
どうしても鴈治郎さんの風貌が
おちゃめな感じに見えて、
悪い役の愛之助さんが
見た目的に色男に見えてしまうので、
役のキャラが少し逆な感じはしましたが
約1時間あっとゆうまのお芝居でした。
大満足💕💕
楽しく観劇いたしました✨

今年も四国の春の風物詩が終わりました。
また来年も来たいな💖

桜もこんぴら歌舞伎も終わり、
待ちかねた瀬戸内海の夏はもう目の前です🌴
クルミ