婚活事業の企画プロデュースも行ってきたミシェル。
今まででなんと!総勢2000人以上の男女にお会いしてきました。

そこで得た知識経験を生かして、クルミさんに、県主催の相談会にて婚活相談員のご依頼を頂くことがあります。
婚活相談の現場って、まさに禁断のお部屋ですよね。
婚姻届出数の低下が取りざたされる中、結婚を希望している男女がなぜ結婚にたどり着けないか?
婚活中の男女のリアルな悩み。婚活中の方も、そうでない方も、ちょっと気になりますよね。
クルミさんの解説とともに、ご紹介いたします。
男性編:婚活でのお悩み内容は?

- 女性と話すが苦手(ダントツ1位!ほとんどの男性がこれ。)
- 低収入・低学歴・高年齢(自分なんて誰も相手にしてくれない…。)
- 女心がわからない(急にLINEの返信がなくなった…なんで?)
- 出会いがない(「職場が男性ばかりだから」…?)
- 家族や周りからのプレッシャー(本人は放っておいてくれと疲れモード。)
だいたいの男性が「あちらから話しかけてくれたら」「リードしてくれたら」(自分も頑張れるけど)と受け身体制。傷つくのが怖い。自信が持てない。変わりたいけどどうしたらいいか分からない。なので男性は、具体的な手法を教わりたがります。LINEのやりとりを見ながら「ここはどう返すべき?」とか、女性との会話の続かせ方とか。技術でカバーしたいというのは男性ならでは。
女性編:婚活でのお悩み内容は?

- いい人がいない(ダントツ1位!ほどんどの女性がこれ。)
- ただただ焦っている(焦っているけど妥協もできないスパイラル突入。)
- 何もかもどうしていいか分からない(だから具体的な悩みが分からない…。)
女性は男性に比べ具体的な悩みではなく「焦り」「プレッシャー」「疲れ」「落胆」など、感情的にしんどくなってしまっている漠然とした悩みがほとんど。女性は小さくも大きくもマウンティングし合うものだから、婚活の悩みなどよっぽど信頼できる人でないと恥ずかしくて相談できない。だから悩みを溜め込んでしまいがち。第三者に話を聞いてもらって「大丈夫だよ」って言ってもらうだけでホッとするのか、泣き出す女性も多い。
番外編:男性
- 内田有紀とか広末涼子みたいなのがいない(仮に現れても声かけられませんよ…。)
- 今まで貢ぎすぎて女性を信用できない(派手でブランド好きな女性がタイプ。)
- 母が高齢なので将来自分の世話をしてくれる人を(実家を出たことがない。)
番外編:女性
- 自分磨き、してもしても…(しすぎて逆に近寄れないかも。)
- 自分の過去の高学歴に縛られている(高学歴女性は理想を落とせない?)
- ただただ理想が高い(問題は、理想が高いという自覚がないこと。)
番外編:親御さん
- 私たちがいなくなったら誰が世話を…(実家を出たことない息子さん。)
- 結婚の話を出した途端、逃げられる(わかっているから耳が痛いんですね。)
- 変な女性に引っかかっているみたい(みんなに優しい魔性の女。います。)

皆さんも共感できるもの、ありましたか?
あくまで”婚活”に関しては「マッチング」ですから、自分が選ぶ以上に異性から選ばれないと成立しないというのが大変なところです。辛いですが「自分が選ばれるかどうか」が肝になってきます。
選ばれるためには客観的に自分を見て、変わらなければなりませんから、実は婚活は”自分の価値”と向き合わなければならないとても精神的に大変な場所なんですよね。だから落ち込んだり迷走したりする方が多いのもすごくわかります。
婚活をしていると、いつの間にか『結婚』が絶対目標=ゴールになってしまうので、頑張っても頑張ってもゴールできない自分に自信がなくなっていくんですよね。
でも本来、頑張ることは輝くためのもの。
頑張りすぎて、疲れて、負のオーラを纏わないで。
と、優しいクルミさんからの、ごもっとも・・・な言葉。
この「婚活相談」を聞いて私(エリナ)が感じたことは、過去に何度も企画した婚活イベントの現場で感じたことと全く同じです。
クルエリは絶賛アラサー未婚女子ですから(笑)、ここからは「結婚した人からのアドバイス」ではなく「婚活イベントの成功と失敗」をたくさん見てきた者としての客観的な考察を述べたいと思います。
婚活がうまくいかない人の特徴には
「実は、心の底から結婚したいと思っていない」
「自分を客観視できてない」
があります。
「実は、心の底から結婚したいと思ってない」
周りからのプレッシャーとか、人からの見られ方を気にして「そろそろ自分も結婚しなくては…」と思い込み、婚活イベントに行くなどして、それなりに自分の条件にあった人に出会うのですが、今の自分の生活が変わる不安とか、もっといい人がいるかも…という漠然とした期待感で、結婚を逃すタイプです。
このタイプの人は、まだ「心から本気で結婚したい」と思っていない”腹がくくれていない系”。
ミシェルのスタッフAちゃん(既婚)に「どうして○○くんと結婚したの?」と聞くと「もともと結婚したいと思ってたから。そのときに現れたのが○○くんだったから。」との答えが返ってきました。
「今の生活も快適なんだよね」「もっといい人現れるかもしれない」とか、色々思っていませんか?
やみくもに婚活する前に「自分は本気で結婚したいの?」と一度、自分自身と向き合って考えたほうがいいかもしれません。

「自分を客観視できていない」
クルミさんからの現場の声にも「広末涼子みたいな人がいない」という悩みありましたが、自分のことを棚に上げて相手に求めてばかりの”鏡見てから言いましょう系”多いです。
嘘みたいな話ですが、40代の男性に最も多い女性への条件は「20代がいい」というニーズ。これ、めちゃくちゃ多いんですよ。理由で多いのは「子どもが欲しいから若い女性がいいと思うんで」。
これは多くの女性を敵に回す発言ですね(笑)
私からすると「では20代の素敵な女性があなたを選ぶ理由を教えて」と思ってしまいます。こういう男性に限って、特に年収が高いわけでもルックスが良いわけでもなかったりしますから…。
女性側も「経済力があって、私を大切にしてくれて、できれば背も高くて、顔もそこそこ良くて、清潔感がある人がいい。」みたいな意見をよく聞きます。
お金持ちで背が高くて顔もかっこよくて清潔感があってパートナーを大切にしている人に、あなたが選ばれる理由はなんでしょうか?そういう男性には「ルックスも良く、家柄もよく、才色兼備」そんな女性も周りに寄ってきますよ。
『理想の相手』をイメージすることは大切ですが、自分はその人に選ばれるだけの魅力があるのか?という客観的な視点を忘れないでほしいです。

言葉は悪いですが、1000円しか持ってないのに、高級バックを欲しがっても買えません。1000円で素敵なバッグを見つけるか、高級バッグを買える自分になるか、どちらかしないとバッグは買えませんから。(ただし、どちらのバッグが幸せか、はまた別のお話ですよ。)

自分を客観視できてますか?これは、婚活でなくても大切な視点ですよね。
なかなか知ることができない婚活の生の声。
皆さんは、どう思われましたか?
絶賛婚活適齢期のクルエリへの「他人の事をあれこれ言う前に、自分の婚活は…」というツッコミは、あたたかく受け入れます(笑)

Photo : Kurumi / Writer : Erina